ヨガをインドで学び、私はこう考えるようになっていました。
「ヨガは、運動になるし、精神的にもリラックスできる。食事も睡眠もヨガの一部だし、心も体も健康になれる。周りとの調和が大切だから、人間関係もうまくいく。ヨガさえすれば、健康で幸せな人生が送れる!」
大阪では、体験レッスンに来られた方にスタジオのご案内とヨガの簡単な説明を熱意をもってしていました。
「Mayoさんは本当にヨガが好きなんだね」
と言われる一方で、
「ヨガは万能薬じゃないよ」
と、先輩インストラクターに言われて「え?」となりました。
「私、ヨガを万能薬と思っていた。」
と気付かされたのです。
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ヨガインストラクターなのに!?とびっくりされるかもしれませんが、
実はこんな体ですxxxと告白しますと。
34歳で出産してからは、ガリガリに痩せて免疫力が下がり、毎年風邪を引くようになり、末端冷え性に。
40歳目前の最近は、膝関節や股関節が痛くなるときも。(←これは老化w)
「ヨガしてるし大丈夫」「少しくらい無理しても大丈夫」
そう思って、家族のケアばかりして、自分の体の声を聞かなかった代償だと思います。
経験からも言わせてもらいます。
「ヨガは手助けにはなるが、万能薬ではない。」
多くの人がそうだと思いますが、20代の頃って、疲れてても寝たら回復します。
私は20代前半、アメリカで暮らしていたので(健康志向の高い地域ではない)、そのときの生活習慣が自分のアイデンティティとして根付いてしまっているところがかなり大きいと感じます。
さらに、出産前の「何をしても超元気。ヨガを練習するたびに上達!」という感覚のまま、体の変化に気づかず、無視をしたまま、現状を見て見ぬふりをしていたんだろうなぁ。。
と今更ながら感じておりまして。
私は、運動や体操はしていたけど、ヨガはしていなかった。
ヨガは、自分の体やココロに目を向けて、今の自分に気づいて「そうなんだね」と受け入れる。その気づいたことに対し、自分のための優しい行動を選択する。
多くのママがそうだ思うのですが、産後は特に自分のことは後回し。小さな子供のお世話や日々の生活を回していくために、自分のことはおろそかになりがちです。(←完全に私もそう。)他にも人それぞれいろんな要因があり、ストレスは積み重なっていって、それを見過ごしていたら、あとでドーーン!ときます。(←きました、私には。)
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やっと子供もある程度大きくなり、園に預けられるようになり、余裕が出てきたら、次は容赦なく訪れる老化現象。
年齢を重ねるに従って、心は大きく丸くなる人や逆に怒りっぽくなる人や、いろいろありますよね。私は、年齢と経験とヨガの勉強のおかげで、物事を客観的に冷静に、そして愛情深く見ることが出来るようになったかと思います。
体は、というと、若い頃と比べると体力は落ちています。同じではない。
疲れやすいし、白髪も出てくる。忘れっぽくなっている。
でも、それはそれで受け入れる。
産まれてから何十年も毎日毎日、動いてくれているこの体。よく考えたら、すり減ったり故障して、当たり前なんですよね。
それを少しでも快適にスムーズに動けるように、毎日のメンテナンスが必要。大丈夫?よく頑張ってるよね!と声をかけてあげることも大切。
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過去の自分に執着していた自分に気づいて、受け入れて、今の自分のことが見えてきた。
さて。これから何をすべきかな。
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やっぱり、ヨガのある生活って面白い!
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