腹八分目で医者いらず、腹六分目で老いを忘れる、腹四分目で神に近づく
という言葉。食事をする上でのヨガの教えです。
「腹八分目」は、耳にされた方も多いかと思いますが、これは江戸時代のお医者さん・貝原益軒先生が書かれた「養生訓」に書かれているものだそうです。この「養生訓」も面白いので、またブログに書きますね。
養生訓よりも古い東洋医学の原典「黄帝内経」には、六:四という比率が記述されています。つまり、自分が食べたい欲望を60%に抑えることが一番健康で長生きできる、という意味だそうです。
また、インドの古代医療アーユルヴェーダでも、食事は「胃袋の三分の一は固形物、三分の一は液体、残りの三分の一は消化のためのスペースで食べなさい」と言われています。
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少し違う話になりますが、アメリカに住んでいた頃。
私が「太るから」と何度も口にしているとアメリカ人の友人が「私のおじさんは、お腹いっぱいまで食べずに空腹感がなくなったら、食べるのをストップしているんだって。それで太ったことがないって」ということを教えてくれました。それがずっと頭に残っていて、いつからか、それをずっと続けています。
外食だったり呼ばれたときは、いつもより食べることもありますが、それでも9分目では箸を置いて、いわゆる「満腹!もう動けない」にはなりません。少し余裕を持って、まだ身体が軽い状態にしています。
なので、旅館で出される会食やレストランのコース料理は、苦手なんです(なんの告白!w)。最後に出されるデザート、すごく楽しみにしているのに満腹すぎて美味しく食べられない経験が悲しすぎて・・・涙
というわけで、その友人のおじさんの健康法が腑に落ちたわたし。当時はまだヨガと出会っていなかったのですが、今となっては、昔の人が言い続けた「食べ過ぎると病気になるよ!」という教えが遠回しにわたしに届いていたんだなぁ、と上手く解釈しています^^
腹八分目に抑えるコツ、あれこれあるとは思いますが、自分の中でガツンと響くものがないと難しいのかなぁ、と思います。(禁煙するみたいなもん!?)
良いのはわかってるけど、なかなかね~、となるのも、わかります。わたしは甘いものが大好きで「甘いものを食べても健康でいたいから、ヨガをしています!」と言っていたくらいなので。
食については、またちょくちょく書いていこうと思います!
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